任意整理の手続きの流れと期間|必要な書類

借金の返済が厳しくなってきたけど、自己破産はしたくない。なんとかまだこのくらいの金額なら返していけるかもしれない。というような場合には、任意整理ができるか検討してみましょう。

自己破産や個人再生とは違い、裁判所を通さずにできる手続きです。

また、対象とする債権者を選ぶことができるため、保証人がいる借金がある場合や、車や自宅のローンなどは支払い続けたい場合には任意整理をすればそれ以外の借金についてのみ手続きをすることも可能です。

では、任意整理とはどのような手続きなのでしょうか?この記事では、任意整理の手続きの流れと期間、必要な書類について解説していきます。

任意整理の手続きの流れ

任意整理の手続きの流れは以下のとおりです。

①弁護士に相談する

まずは弁護士に相談します。どこからどのくらいの借金をしているのか、財産はどのくらいあり、収入はいくらかなどの情報から弁護士が総合的に判断し、債務整理の方針を決めます。債務整理には、自己破産・個人再生・任意整理があります。

弁護士が判断した方針や、弁護士に支払う費用などに納得できれば弁護士に手続きを依頼します。

②弁護士から債権者に受任通知を発送

依頼を受けた弁護士は、まずは債権者宛に受任通知を発送します。受任通知は、弁護士が受任したことを知らせるもので、債権者が受任通知を受領すれば債務者(お金を借りている人)への取り立ての連絡などはその後一切なくなります。

受任通知発送後も、担当部署に情報が共有されるまでの数日~1週間程度は債務者に連絡が入ってしまう可能性がありますが、そのような場合には任意整理を依頼した弁護士に報告しましょう。弁護士から債権者に対し改めて連絡をするなどの対応をします。

③債務の調査

受任通知では、債権届出書や取引履歴の開示を求めることが一般的です。受任通知受領後、各債権者が債権届出書や取引履歴などを発行し、弁護士宛に送付します。

債権届出書や取引履歴の発行までの期間は債権者により異なりますが、数週間~1か月程度であることがほとんどです。

しかし、債権者によっては2~3か月程度時間を要する場合もあります。

取引履歴をもとに、利息制限法の上限金利を超えた利率での取引があった場合には、弁護士が引き直し計算を行います。引き直し計算により、過払金が発生していた場合には過払金の返還請求を行います。任意での交渉で話がまとまらない場合には訴訟を提起します。

受任したすべての債権者から取引履歴が届いたら、引き直し計算後のすべての借金の総額を確認し、最終的な方針を確定します。

債務者が考えていたよりも借金の金額が多く、とても任意整理で返済していける金額ではなかった、などの事情があれば自己破産や個人再生に方針を変更するなどの可能性もあります。

④債権者との和解交渉

弁護士は③で調査をした債務の総額や、債務者の収入や生活に必要な費用などから無理なく返済できる返済計画を立てます。これをもとに和解案を作成し、各債権者と和解交渉をします。

通常3年~5年で返済することになりますが、債権者とのこれまでの取引の内容などにもよって異なります。

⑤返済開始

交渉がまとまれば、債権者と和解書(合意書などの場合もあります)を交わします。

和解書の内容に従い、債務者は毎月返済をしていくことになります。

任意整理の手続きにかかる期間

任意整理の手続きにかかる期間は、債権者数や債権者などにもよるため、その人によってかかる期間が異なってくることがほとんどです。目安としては、弁護士に相談してから債権者との交渉が成立し和解書を交わすまでは6か月程度です。

もちろん、早く解決する場合には3か月程度、なかなか交渉がまとまらない場合などには1年程度かかることもあります。

その後は和解の内容に従って、3年~5年程度かけて返済していくことになります。

任意整理の手続きに必要な書類

任意整理の手続きに必要な書類はさまざまありますが、任意整理をしたいと考えている人が自分で準備する書類は多くはありません。

  • 貸金業者との金銭消費貸借契約書
  • 消費者金融等のキャッシングに利用するカード
  • クレジットカード
  • 返済が遅れ催促がきた場合などのハガキや手紙
  • 債権譲渡通知や代位弁済通知など
  • 裁判になっていれば裁判所関係の書類一式
  • どこからの借り入れがあるか忘れてしまった場合、信用情報機関の開示報告書

などです。

これらは弁護士に相談に行く際に持っていきましょう。弁護士は、どこからの借り入れがあり、現在どのような状況かを確認してどの債務整理の方法がよいか検討します。

また、受任した場合どこに受任通知を送ればいいのかなど事務的な確認の意味もあります。

依頼する予定のない住宅ローンや車のローン、その他債権者からの借り入れなどについての資料も初回の相談時に持参した方がよいでしょう。

もし任意整理でなく自己破産や個人再生を検討した方がよい場合、これらの資料があった方がスムーズです。

まとめ

任意整理の手続きの流れと期間・必要な書類については以上のとおりです。

弁護士に依頼をすれば、その後の手続きはほとんど弁護士が対応します。和解がまとまったらその内容のとおりに支払っていくだけになります。

必要な書類については、上記は一般的な例になります。

実際に相談に行く際には相談する弁護士から指示された書類等を一式持って行くようにしましょう。個別の事情については弁護士に相談するとよいでしょう。

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