国民年金を滞納して差し押さえを受けた場合の対処法|解除するには何をすればいいか?

年金には、国民年金厚生年金があり、厚生年金は会社に勤めている人の給与から天引して納付されています。

国民年金は、将来もらえるのかという不安や、もらえても少ししかもらえないのではないかという不満もあり、滞納している人が増えているという話もよく耳にします。

しかし一方で、国民年金未納による財産の差し押さえも多く行われています。

財産の差し押さえなどを行う強制徴収の対象となる基準が変わり、以前よりも対象者が拡大されています。

この記事では、国民年金を滞納して差し押さえを受けた場合どうなるのか、回避する方法はあるのか、について解説していきます。

国民年金を滞納して差し押さえをされるまでの流れ

まずは国民年金を滞納して差し押さえをされるまでの流れを確認しましょう。

①電話や書面での催告

納付期限までに納付がない場合、年金事務所から電話や書面で納付を促されます。

この時点では、支払いを忘れていませんか?という確認程度になります。

②特別催告状

それでも納付されない場合、特別催告状が送付されます。

特別催告状は数回にわたり送られてきますが、それぞれの封筒の色が異なり、青→黄→赤の順で届きます。

③最終催告状

特別催告状が送られても納付しなかった場合、強制徴収の対象となる人に最終催告状が送付されます。

現在、強制徴収の対象となるのは、年間所得が300万円以上、未納期間が7か月以上の人ですが、今後また基準が変わることも考えられます。

④督促状

最終催告状が送付されてもなお納付しなかった場合、督促状が送付され、財産調査が行われ、滞納処分(差し押さえ)が実行されます。

関連記事
家賃の滞納や未払いの支払いなどがある時に貸金業者から「督促状」や「催告書」と呼ばれる郵便が自宅に届いたことはありませんか? 適切な対応をしないと、後々問題が発生する可能性があります。 そこで、督促状や催告書の意味とそれぞれの違い、無視をして...

銀行口座や給与が差し押さえられるとどうなるのか?

銀行口座を差し押さえられた場合、銀行口座が凍結されてしまいます

銀行からお金を引き出せなくなりますし、振り込みや引き落としなどもできなくなってしまいます。

給与を差し押さえられてしまうと、勤務先から給与の一部を受け取ることができなくなります

完納するまで毎月給与等から差し押さえされ、国民年金の納付に充てられることになります。

その他、不動産や自動車、解約返戻金のある保険なども差し押さえられる可能性があります

差し押さえを回避する方法はある?

まずは差し押さえをされる前に年金事務所や市区町村の国民年金担当窓口に相談をしましょう。

分割払いに応じてくれる場合もあります

また、学生や、収入が少なかったなど国民年金を納めることが経済的に困難な場合には、国民年金の保険料を免除してもらえたり、納付を猶予してもらえる可能性もあります

納付できないほど生活に困窮しているわけではないけれども納付をしていないという場合には、差し押さえをされる前に納付を済ませれば、差し押さえは回避することが可能です。

滞納しているのが国民年金だけである場合、国民年金は、自己破産をしても免除されるものではないため、弁護士が法律的に解決するのは難しいことがほとんどです。

ただし、国民年金以外の借金の返済に追われ国民年金保険料の納付ができない場合には、国民年金以外の借金の債務整理をすることが可能です

債務整理には自己破産以外の方法もあります。

債務整理することによって、国民年金の納付をできる可能性もありますので、弁護士に相談するとよいでしょう

関連記事
債務整理の費用に悩まれる方は多くいらっしゃいます。 債務整理をする際は、弁護士費用や、裁判所に支払う費用などが必要です(手続きにより異なる)。 この記事では、債務整理にかかる費用について、その相場を種類別に紹介します。 自分で債務整理をする...

まとめ

銀行口座が差し押さえられてしまうと、口座引き落としにしていたものや、クレジットカードなど一切の支払いがストップしてしまう可能性もあります

また、給与が差し押さえられると、勤務先に差し押さえを受けていることを知られてしまいます

国民年金の滞納がある場合には、差し押さえを回避するため、事前に対処した方が選択肢も広がります。

国民年金以外に、カードローンや消費者金融からの借金がある場合には、差し押さえをされる前に弁護士に相談することをおすすめします

関連記事
裁判所から債権差押命令が届き、給与を差し押さえられてしまったらどうしたらよいのでしょうか? この記事では、給与を差し押さえられたらどうなるのか、止める方法はあるのか、について解説していきます。 給与が差し押さえられてしまう場合 まずは給与が...

相談無料。取立てストップ。借金問題は弁護士の力で解決・減額できます! お困りの方は今すぐご連絡ください。

0120-949-229
メール相談フォームはこちら