個人事業主など自営業者は自己破産をしても事業を続けられるのか?

最近では、働き方改革やIT技術の進歩などにより、個人事業主やフリーランスとして働く方も以前より増えてきています。

飲食店や、昔ながらの町工場など、法人を設立せず個人で経営しているような方もいらっしゃいます。

これら自営業の方は自己破産をしても事業を続けることはできるのでしょうか?

自営業者は事業を続けるのは難しい。なぜ継続できないのか?

個人事業主など、自営業者が自己破産をする場合、実際には事業を続けることは困難なことが少なくありません。それはなぜなのでしょうか?

自己破産をする自営業者の方の多くは、事業の売上が減少したことによる資金繰りの悪化などが原因で自己破産に至っています。

自己破産をして、借金の返済を免除してもらうことができても、赤字続きの経営ではまた同じことになってしまいかねません。

もし事業を継続することができたとしても一度自己破産をしたあと、7年以内に自己破産をすることはできませんので同じような経営状態では事業を続けていくことは難しいでしょう。

また自己破産をすると、事業資産は処分しなければなりません。事業で使う什器や設備、在庫などもすべて処分することになります。さらに、各種契約(従業員との雇用契約や事業所の賃貸借契約など)も解除することになります。

そのため、結局は事業を継続することは困難だと判断せざるを得なくなってしまいます。

自己破産をしたあとにまた事業を再開することはできるか?

では、自己破産をするにあたって事業をやむを得ず廃業した場合でも、自己破産後に事業を再開することはできるのでしょうか?

自己破産をしたあとに新たに個人事業主として事業を行うことはもちろん可能です。同じ事業を再開したり、新たな事業を始めることもできます。

しかし、一度自己破産をすると、一定の期間(一般には5年~10年くらいといわれています)は新たな借入れをしたり、融資を受けることができません。

また、これまでの取引先とは取引ができない可能性もあります。同じ事業を再開した場合、売上がまた悪化することなども考えられますので、慎重な判断が必要になるでしょう。

自己破産をしても事業を続けられる場合は?

どうしても事業を続けたい場合はどうしたらよいのでしょうか?事業の継続は不可能なのでしょうか?

法律では破産管財人は、裁判所の許可を得て、破産者の事業を継続することができると定めているので、絶対に事業を継続できないということではありません。

株式会社などの法人が自己破産をすると、その法人格が消滅することになり、その会社としての事業を続けていくことはできなくなります。

しかし個人事業主・自営業者の場合には事業主の方は法人のように消滅してしまうわけではないので、事業を継続することができなくなるということはありません。

什器や設備も必要なく、各種契約が解除されても自分ひとりがいれば続けることができる、というような事業であれば続けることが可能な場合もあります。

事業の継続と自己破産についてはとても難しい判断が必要になります。そのため、個別の事情については弁護士に相談することをおすすめします。

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